全国土壌改良資材協議会

2019年度(令和元年度)秋の合同現地研修会終了

2019年9月12日~13日(1泊2日)に実施した秋季3団体合同現地研修会が終了しました

◆主催

全国土壌改良資材協議会、全国食品・畜産有機資源リサイクル協 会、全国バーク堆肥工業会

◆共催:土壌医の会全国協議会、協力:信州土壌医の会

◆参加者:36名

◆長野県野菜花き試験場の視察(長野県塩尻市)、

①昭和13年から開始している有機物と三要素を組み合わせた長期連用試験についての説明。環境部 専門研究員 矢口直輝 氏

昭和41年まではトウモロコシを対象とし、以降は野菜類を対象としている。今年で試験開始76年目。火山灰土壌において稲ワラ堆肥と三要素成分の有無が、土壌養分や作物の生育及び終了に与える影響について解明する。

②アスパラガス圃場の排水性評価のための簡易下層透水性診断

環境部 研究員 鮎沢純子 氏

らせん状穴掘り器を用いて圃場のうね肩部に直径約7㎝、深さ40㎝の注水孔を掘り、注水後10分と30分の水位を測定し、その差が40㎝以下の場合を排水不良と判断する。従来法と比べて簡易で効率的な診断が可能なため、生産者が利用しやすい。

◆あづみ農園(松本市梓川)

60年前から畜産、鶏糞でリンゴの栽培をしていたが土壌がメタホ状態になり品質の低下があり、2代目の現園主原俊朗氏が、廃棄物処理業の資格を取り、緑茶、コーヒー滓等の植物性廃棄物にもみ殻を混ぜ、地元松本微生物研究所の発酵微生物資材を混合して堆肥を使用した、減農薬、化学肥料を使わない循環循環型農業を実践している。販売は、すべて専門の販売業者に委託している。

◆五一ワイン見学(塩尻市)

塩尻市の大手のワイナリーの見学を行った。観光目的のワイナリではいので、ブドウ園の見学と売店での試飲、お土産の購入をした。

◆大王わさび農場(安曇野市)

明治~大正期のナシ畑が鉄道の開通によって桑畑を開墾してわさび畑にする人が増え、東京への出荷が容易になり、生産が増加した。栽培法は「平地栽培法」で湧水を利用して栽培を行っている。養水が作土の表面を流れているのでなく、湧水となって畑の表面に湧き出しているのが特徴で広大な農場内は散策路になって、歴史記念館、レストラン、体験施設、水車小屋などを巡る観光施設になっている。信州土壌医の会の会長吉田清志氏から農場の歴史と現状についてレクチャーをして頂いた。